稽古風景/Scene
D輔クン(7歳/2005年)
「大切なのは正中点と正中線。正中点って言うのはね……」
M琴チャン(4歳/2006年)
平安三段(7級)の形、ちゃんとしたもんでしょ!
「M琴もお兄ちゃんみたいに色の付いた帯が欲しい~」
「じゃ頑張って7級を取れたら黄色の帯あげよう」
「やるー、頑張るー」
で、本当に取っちゃいました。
それが→
'11年、兄妹揃って黒帯獲得 !! (D輔13歳、M琴9歳) いやぁ、感無量です。
✽ 現在、少年部はお休みしています。
組 手
私達の流派である和道會は、所謂「伝統派」ですから、(全く当てないと言うことでもないのですが…)直接の打撃は行いません。その分、突きにせよ蹴りにせよ、技のコントロールや極めが大切になります。
間違えやすいのは、これが実戦的な実力をはかるもの、或いは勝ち負けを競うものと思われがちな点です。確かに実戦で使えない技では何の意味もありませんが、組手は相手と対することで、自分の技の進歩の確認や応用を稽古するものです。
またここで言う「技」には、「心・技・体」全てが含まれます。
このシーンでは、相手の突きと蹴りを捌きながら足を払って相手を倒し、上段突きで極めています。
竹斬り
竹を、スリットを入れた和紙に吊るします。それを杖で斬ります。
集中し余分なリキみを抜いて心身のコントロールができれば、物理法則に則って、和紙が裂けることなく竹だけが斬り落とされます。
最近よく脱力というフレーズを聞きますが、脱力すると氣力も体力も迫力も抜けてしまいます。これは塾長の指導するメンタル・ビルドアップとも共通するのですが、あくまでも余分なリキみを抜く抜力です。意識でコントロールできない、姿勢や立ち姿を保てないのが脱力(所謂、脱力感であったりもそうです)、意識でコントロールする、できるのは抜力です。
正中点と正中線を意識した動作をつくって行くことが大切です。
そうした心身コントロールの確認に、竹斬りを応用しています。
YouTubeに、和紙吊るし、小指乗せなどでの「竹三方斬り」をUPしてあります。
スロー再生ですので、様子が良く判ると思います。
参考までに、Partyで行った「寸頸板割り」シーンもUPしてあります。
何故かこの映像には、サブミッションの鬼"藤原喜明"氏の飛び入りシーンも入っています。