脳波コントロール①+②+③+④+⑤+⑥…8/11更新

禅定、マインド・フルネス、メディテーション(瞑想)、自律訓練法 = 脳波コントロール①+②+③+④+⑤+⑥

 ここの処、タイトルのような内容についての問い合わせがよくあるので、概論的なお話をします。

 私は1990年代初頭から、脳波をコントロール(ここでいう脳波とは、脳機能の器質疾患等に関わるものではなく、セルフ・コントロールとしての範囲のものです)の研究や実践をしてきました。

 1960年代から自己暗示法に興味を持ち、1970年代からその実践を続けました。空手道の修行もこの頃から始めました。1978年の日本自律訓練学会設立以前の話で、自律神経の自己調整法としての実践でした。

 1991年から脳力開発研究所(当時の代表は志賀一雅氏)との提携で、静岡市で「Off-space “TERRA”」として脳波によるメンタル・コントロールを実践するシステムを構築しました。

 扨て、TERRAで指導していたのは……


 扨て、TERRAで指導していたのは、脳波計を使って自身の脳波を確認しながら、主としてα波の優勢発現を誘導するテクニックです。

 まず、ビギナーには「アルファテック」という器材を使いました。これはα波の発生と同期して音が鳴り、自分でα波状態の感覚を確認するものです。感覚が分かると、自分で意識をそのレベルに落とし込んで、いつでもα波を誘導できるようになります。

 これに慣れると、次は「アルファータFM515(FM515は旧モデル。今は「FM939ブレインプロ」)」等の脳波測定器を使い、何分か脳波測定をしながら自身でどの程度α波コントロールできるかを確認するトレーニングに入ります。このトレーニングでは、8-13Hz間のα波域の周波数だけでなく、電位(μV)の強さも測定します。端的に言えば、α波が優勢であっても電位が低ければ、潜在意識にアプローチができないのです。電位の高いα波であれば強いイメージ・トレーニングになる…つまり、潜在意識にインプットし易くなります。

 通常、所謂禅定三昧でα波が優勢になることは…

……確認されており、米国ではα波コントロールが「Instant ZEN」として注目されていました。つまり、本来専業として永年継続して行う修行に依って為し得る禅定の階梯を、他職を本業とする者が、本業ならずとも(機材の力を借りて)専業者に近づく…プロレベルには至らずともセミプロレベルに近付くノウハウです。尤も、LSDを「インスタント禅」と呼んで、手軽に悟りを追体験しようとしたヒッピー文化も含まれてしまいますが。

 扨て、ところが…です。実は、一般的には自分でトレーニングを続けても、どうしても生活習慣や職業柄、或いは性格で、α波コントロールができない人が殆どです。或いはα波が出ても顕在意識と潜在意識のグラデーション域の脳の在庫整理ができていない為、煩悩、雑念に惑わされることが多いのです。

 と言うことで、器材を使ったとしても、やはり実践してα波コントロールができるレベルの人が指導しなければ、「無理は無理」なのです。

 ですから、数十分-数時間だけ禅の真似事をしても端坐瞑想してもマインド・フルネスをしてもスッキリするのは、目を閉じる事で目から入る情報が遮断されて大脳新皮質が休憩し、呼吸を意識する事で更に大脳新皮質が休憩するのと自然呼吸を司っている大脳古皮質が休憩し、頸動脈や頚椎動脈の周りの筋肉が緩んで脳の血流が改善されて給酸除炭作用が促進された結果です。下の図のように、我々が受ける外的刺激は途轍も無い情報量だからです。

 と言うことは、運動前にスタティックストレッチをしっかり行うと肉体活動の低下を及ぼす (PDFデータにリンク) ので怪我をし易くなるのと同じで、活動直前に瞑想などの精神活動の低下を及ぼす事を行ったら集中力が欠如して怪我をし易くなります。

 因みに、Mid-α波(8-12Hz)レベルは潜在意識と顕在意識の混濁状態で、リラックスしつつも集中力が高まっている状態。

 α波とθ波のグラデーションレベルがSlow-α波(7-8Hz)で、心身が深く休まり意識レベルがやや低下してまどろんでいる状態。

 θ波レベル(Slow波/4~7Hz未満)は睡眠手前で、覚醒状態にある正常成人の安静閉眼時にはまず出現しません。生理的には、幼小児の脳波や睡眠時の脳波にみられます。病的状態としては、てんかん、脳腫瘍、脳血管障害等の器質脳疾患、意識障害、低酸素状態、低血糖状態など種々の脳機能障害の際に出現します。ただ、これらの症状の範囲にシャーマン系のトランス状態が含まれますし、シューマン周波数との関係を考慮すると、8Hzに近い周波数域には共振・共鳴という別の意味合いの重要性があり、特異な反射を起こす領域でもあると思います。

 私のα波コントロールは、 10代からの自律訓練法による副交感神経刺激の継続。空手道の形稽古によるセロトニン分泌(湯川進太郎_白鴎大学教育学部教授の研究でも明らかになっています)。

 30代後半からの脳波計による確認作業。

 40代からの、活性酸素除去・末梢血流改善・ストレス軽減・オキシトシン分泌等の効果を持つ生体環境調整素材PROUSIONⓇの研究。

 そこに、毎日のJ方式筋弛緩テクニック+自律訓練法による自律神経系のコントロール+○○+●●+□□+……があります。

 空手の稽古で何年経っても、何段になろうとも、常に基本稽古を大切にするように、これが私にとってのメンタル・コントロールの基本です。

 そしてまた、それは(悪い言い方をすれば「表面面(表面ずら)の知識や」)自分の感覚に頼るだけではなく、何人の脳波を見てきたのか、どのような実験・実践を経てエビデンスを蓄えて来たのかも含めての様々な積み重ねの結果が、指導の場で問われるわけです。

 逆に言えば、私が行う「メンタル・ビルドアップ・セミナー」は、単にメンタル・コントロールのテクニックを覚えて頂くものではなく、学習した内容を指導できるレベルにしていくものでなければ意味が無いと思っています。つまり今後もし開催するならば、マンツーマンで行う指導者養成の専門課程「アドバンスド・スタディ」ですね。

 まぁ…もし開催するならば…です(^^)

空手道                                  [四端塾]

全日本空手道連盟 和道會 千秋会 "四端塾" のHPにようこそ。       Welcome to Sensyu-kai "SHITAN-JUKU" (Japan Karate-do Federation WADO-KAI)'s HP. 仁義禮智 是 四端 也

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